Asia サンプル&希釈モジュールは、サンプルの抽出、希釈、LCMS・GCMS・UPLCなどへのサンプルの転送を自動化することで、オンライン反応分析を可能にします。
実験を停止することなく、各実験のフローから5 µLのサンプル(または複数のサンプル)を自動的に採取し、希釈(5~250倍)して分析装置に自動的に注入します。
Asia サンプル&希釈モジュールは、クロマトグラフィー装置に「スタート」信号を送信して分析を開始します。また、装置の準備が整う前にサンプルを注入しないように、装置から「ビジー」状態の信号を受け取ることもできます。
仕様
希釈倍率 | 5 ~ 250 |
反応動作圧力 | 0 bar ~ 20 bar |
高圧(クロマトグラフィー)作動圧力 | バルブによる |
希釈前溶液との接液部材質 ※反応溶液との接液部 | ガラス、PTFE、および PCTFE |
希釈後溶液との接液部材質 | PTFE および 316 ステンレス |
外装材質 | アルミニウム、ステンレス、ポリウレタン ※耐薬品性が高いエポキシ塗装(白色) |
能動部品 | アルマイト処理(赤色) |
寸法 | (H) 260 mm × (W) 160 mm × (D) 265 mm |
ディスプレイ | ステータスインジケーター付きLEDディスプレイ(50 mm × 16 mm) |
入力電圧 | AC 100 V ~ 240 V、50/60 Hz |
Asia サンプル&希釈モジュールについての出版物
オープンアクセス論文 “An autonomous microreactor platform for rapid identification of kinetic models ”では、SyrrisのAsia サンプル&希釈モジュールを使用して自動反応実験を行い、ユーザーの監視なしにHPLCを用いて反応物および生成物の出口濃度を測定する方法について述べられています。